ぴーすみゅーじあむへの足跡

このブログは自分の旅行した先で行ってきた戦争と平和についての博物館のことや自分の知った戦争と平和についての博物館の情報についてアップするマニアックなブログです。

ブログ更新しなかった間に・・・

また、パソコンの調子が悪くてブログ更新できなかった・・・その間に大阪では問題が起こっておりまして。

 

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さあ、写真の施設はピースおおさかです。実はこのピースおおさかは・・・

 

2014年秋から、展示内容をリニューアルする決定がされています。

このピースおおさかは、戦争中に起こった大阪空襲のことや戦時中の大阪の様子、戦後の世界情勢、そしてほかの日本のぴーすみゅーじあむにはない貴重な展示がされています。

それは、日本が海外にどんな攻撃をしたかという展示です。

 ほかのぴーすみゅーじあむではなかなか取り上げないのですが、戦争中日本は戦争で多くのアジア人を殺したり、無理やり働かせたりしていたのです。この事実は、根拠がないなどの理由でほかのぴーすみゅーじあむでは展示しないことが多く、アジア・太平洋戦争で日本が加害者だったことを忘れてしまっている要因にもなっています。

 

しかし、この展示をなくして、大阪の空襲や大阪の戦後に特化した展示に変えるリニューアルをするそうです。なのでこのリニューアルはいうなれば「退化」する形になるわけです。

 

日本でも数少ない展示をしているぴーすみゅーじあむだったのに・・・これで本当にいいんでしょうか?自分たちの空襲や戦争体験を語り継ぐのは確かに大事です。しかし、戦争は被害者にも加害者にもなるという事実から逃げる形の展示にするのは、「退化」としか言いようがないのでしょうか?今からでも考え直せないものでしょうか??

まあ、このリニューアルには大阪市長大阪府知事日本維新の会の方々や、「アジア・太平洋戦争を自虐的な史観ではなく・・・」というような人たちが関わっているのでそれに振り回されている感じなのが否めないですが。

 

こんな問題が起こっていたわけで。もっと早くに更新したかったなあ・・・