回想・2014年11月の話
だいぶ更新サボってましたが、久々に再始動します。
2014年11月、2つのシンポジウムに参加してきました。
ひとつはこれ。
写真だけじゃ何か分からないですよね?
実は名古屋で行なわれたユネスコ・ESD会議なるものに参加してきました。
といっても、発表したりブース展示をしたのではなく、ただの参加者としてですが。
聞いてきた発表やブースはいろいろありましたが、思ったこととして・・・
今回のESD会議で学んだことはこれからの平和学習にも活かせるということ。
今でさえ減っている戦争体験者。いずれは直接聞いて学ぶという方法ができなくなる。しかし、その体験者から聞いた記憶を受け継ぐだけでなく、それをいかに今の人に忌避されずに考えてもらえるか、そしていかにその共有をどう広げるかを考えるヒントをもらえたように思えます。
そして、もうひとつのシンポジウムは「どうなってんねん?ピースおおさかーーそのリニューアル、待った!!ーー」です。
これは展示リニューアルをするピースおおさかへの警鐘を鳴らすものでした。以前にもブログで書いたとおり、ピースおおさかはこのリニューアルで、かつてあったアジアへの加害展示をつぶして、大阪の空襲の展示を中心にした展示にするのですが・・・
さらに驚いたのが、その展示リニューアルで防空壕を再現して疑似体験してもらう形にしているそうですが・・・その目的が、「防空壕のお陰で多くの人が助かった」ことを伝えるためらしいです。
ええ~!?うそでしょ?!
このブログを書いてる若造ですら分かっていることですよ!防空壕以前に、空襲の嵐で多くの犠牲者が出ているのに、「防空壕=安全」を大阪の空襲の事実として伝えるなんて・・・
それに、アジアの国々対していた行為を振り返る展示までなくしてまでする展示じゃないと思うんですが・・・。
引っ越した数ヶ月でえらい状況になってる大阪に驚いたシンポジウムでした。
あと、このシンポジウムで行なっていた福沢諭吉の話、面白かったなあ。
福沢諭吉って自由と平等の学問者じゃなくて、アジア蔑視と政府びいきの学問者だったんだって・・・
こわ~!!
といった具合に盛りだくさんの更新でした。