ぴーすみゅーじあむへの足跡

このブログは自分の旅行した先で行ってきた戦争と平和についての博物館のことや自分の知った戦争と平和についての博物館の情報についてアップするマニアックなブログです。

SEALDsTOKAIの街頭デモを見て

今活動が注目されているSEALDs。9月27日(日)に名古屋駅太閤口の噴水前の広場で、SEALDsTOKAIの街頭デモが行なわれていました。ちょうど時間があったので、見てきました。

 

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やはり若者主体の活動ということもあって、老若男女の参加者がいました。SEALDsTOKAIの報告では1500名集まったとか。ゲストスピーカーに野党の方々が参加されたり、若者がスピーチやコールをしたりと、かなりの盛り上がりでした。

 

参加された野党の人も、若者のスピーカーも、今の安保法案を通じた非論理性や強引さに憤りを感じ、共闘しよう、選挙で安倍政権を倒そうという趣旨のことを自分の言いやすい言葉で話していたわけですが、コールでも言われていた「選挙に行こう!」ということを言っていたことが非常に大きいなと思って聞いていました。

 

それまでって、自分たちの教育や社会福祉に危機が迫っているという風に言われても若い人たちって、選挙に関心すら持たなかったわけで。

それがこういう危機で選挙に行こうと言葉にして、デモまで行なうというのは大きいことだと思います。これもまた安倍政権が安保法制を強行したことでできたので、皮肉なことですが…。

 

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もちろん、賛成派もいるわけですが。こういう盛り上がりは本当に過去なかったと思います。

 

ただ、このSEALDsのデモ、見てていいなと思ったことはほかにもあって。

デモを始める前、SEALDsTOKAIの方々が「ほかの通行人に迷惑をかからないよう、点字ブロックよりも内側に入って参加してください」と呼びかけていたことです。

そういう心遣いをきちんとしていて、結構いい若者たちだなと思いました。

 

 

ただ、関心の高低差が浮き彫りになっているのもこのデモで見受けられました。SEALDsTOKAIのデモを横目に通る通行人はほどんど通り過ぎていたり、写真を撮ってそのまま歩いて行ったり…。どこでも見られることかもですが…。

 

まあ、この点も東海圏の特徴なんですよね。

平和や政治に関心があって積極的に行動する団体や人たちとそうでない人の意識の格差がほかの地域に比べて非常に大きいという。そして、発信力も弱いという。

 

これから広がっていくことを願います。もちろん、自分も自分のやれることをやりますが。