ぴーすみゅーじあむへの足跡

このブログは自分の旅行した先で行ってきた戦争と平和についての博物館のことや自分の知った戦争と平和についての博物館の情報についてアップするマニアックなブログです。

大阪W選挙が今日の件

相変わらずブログ更新サボりまくり…。そうしてるうちにやれ、辺野古をめぐる訴訟が起こるわ、パリの無差別テロが起こるわと追い切れないことがおき続けています。

 

そんな中、またも大阪では市長・府知事選挙のダブル選挙が今日、開催されます。

前回のW選挙では橋下派か、非橋本派かという対立構造で、橋下氏ブームにより橋下派が勝利をしたわけですが、今回もまた、橋下氏の大阪維新派が勝つか、それ以外が勝つかという構図になっています。

 

以前のブログでピースおおさかがリニューアルされるという話がありましたが、これも実は橋下氏の政権によって、起こされたものでした。このリニューアルによって、ピースおおさかは総合的な平和学習の場ではなく、阪の戦争被害特化の施設になりました。

 

<ビフォー>

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<アフター>

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一番最たる写真をアップしてみましたが、ありとあらゆるところが変わっています。ほかは自分の目で見た方が分かりやすいと思います。

 

 

このほかにも、大阪には人権や差別について学ぶ施設「リバティおおさか」と呼ばれる、人権博物館もあるわけですが、ここもまた橋下政権で展示内容が暗いとの理由で、リニューアルをさせられて大阪の偉人のコーナーや夢を目指すためにはどうしたらいいかなど人権博物館にいるのか謎の展示が増え、運営費の支援打ち切りによって、自主財源による運営を余儀なくされ、人員体制や開館日時の削減を強要されてしまいました。*1

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というように、橋下政権により少なくとも博物館の展示内容や体制が退化しているのが分かります。

 

 

そして、一方で大変なのが職員です。市や府の職員は、橋下政権の都合で振り回され、外から見て今やるべき仕事かどうか疑問を持たれる仕事をさせられた揚句、橋下政権の都構想の失敗や気まぐれ*2で、仕事の行き先が見えなくなっている職員もいます。

 

 

どっちが勝つにしても、市民も職員も仕事のし甲斐のある大阪になることを願う限りです。

*1:さらに、今年の7月になり、施設の敷地が市のものだということ返却の提訴が「リバティおおさか」にされるという事件も起こりました。

*2:たとえば、橋下市長が発言したことで始まった近現代史教育館(仮称)は総監修に北岡伸一氏を据えるなどの恣意的な人事をしたにも関わらず、議会では事業予算を否決されたままにしておくなど、本当にやる気あるのかという突っ込みをしたくなる事例があります。