2015年秋冬の回想
更新しない間にまたもやれ宜野湾市長選、大臣辞任などが起こっていますね。
一方で、やはりというべきか。戦後70年を過ぎたことで、15年戦争の記憶に関する記事や特集が大幅に減りましたね。あったとしたら天皇陛下のフィリピン訪問*1くらいでしょうか?
更新していない間に行って来た戦争と平和に関する資料館や展示をそこそこ見てきたのでそれの紹介をダイジェストで。(最近手抜きだなあ…)
①島根大学付属図書館ての展示
写真が反射して見づらいですが、島根大学付属図書館内には展示室がありまして。俺も立ち寄って偶然見たのですが、展示をしていました。
島根大学、前身は師範学校だったこともあって、戦争時代の資料などが所狭しと展示されていました。新聞に、日章旗、当時の書籍など…。
若者が戦争に駆り出されるという時代がどれだけ悲しいことかを改めて実感させられました。
また、ここには長崎の被爆治療に尽力した永井隆氏の資料なども展示してありました。長崎に如己堂があるので、永井氏=長崎のイメージが強いかもしれませんが、永井氏は島根出身で、長崎医科大学*2に入るまで島根に住んでいました。そういうこともあって、永井隆氏に関する書籍なども展示されていました。
さらにこの展示は戦後70年だから2015年だけやったのではなく、
数年に渡って継続して行っていたとのことでした。やはり想いがあればこうして継続していけるんだなということを実感しました。
クリスマス間近の12月。影絵画家の藤城清治という方の絵画展を見に行きました。
なんか写真がうまく投稿できず横向きです。すみません。そして、「平和」というキーワードで見学に行く俺の安直さも…笑
まずこれが影絵で表現できるということに一番驚きました。影絵の奥深さ、表現の幅広さを学べたのも収穫でした。
ただ、やはり不思議な話で、この藤城さんは子どもから大人まで受け入れられる影絵づくりをするの想いの背景として、平和への想いというのも込めていたという事実がありました。
そして、各地で展示会をする際には必ずと言っていいほど、その地元の絵を描いて展示しているとのことでした。
そんなわけで柄にもなく芸術に触れ続けた2時間でした。
③しょうけい館
しょうけい館もなんかうまく投稿できてない…。
ここは残念ながら事前に撮影の申請しないと写真が撮れなかったのですが、水木しげるさんが亡くなったこともあって、特別展が話題になっていました*3。
メインは負傷兵士のことが取り上げられており、戦場で九死に一生を得た日本兵たちが戦後になって、大変な思いをしていたことが強く伝わってきました。
これまで戦場体験は体験者の語りだけで聞いていて、それだけでも十分衝撃的でしたが、展示も合わさったことでその衝撃は倍増しました。今のご時世、意図はどうあれ、生きても地獄・死んでも地獄の想いをしていく人を増やそうとしている方向に進んでいるのはやはり解せないなとも思いました。
とまあ、ダイジェストですがおそらく2015年でもなかなか取り上げられてないであろう資料館や展示を紹介しました。