震災の節目に〜教訓を学べているか??〜
今日は阪神淡路大震災の発生日。今では被害のあった神戸などは復興していますが、その記憶を残す活動も続けているようです。
しかし、今の日本では過去から教訓を得るという姿勢が見受けられないようです。
そう思う最大の理由は東日本大震災によって発生した福島原発の事故。あれから7年も経とうとしてるのに、政権のしてることは原発の再稼働に海外への原発輸出をするという反省のなさ。それがよく分かるからです。
さらに言えば、被曝の過去からも全く学ぶ姿勢がないのが今の日本。それに対して警鐘を鳴らしている施設に先日行きました。それがここ!
第五福竜丸展示館です。
ここは1954年にビキニ湾で被曝した第五福竜丸の記憶を展示している資料館です。
ここは被曝した第五福竜丸のことを中心に展示していて、当時の記録や資料、そして遺物を通じて第五福竜丸の被曝について考えてもらう施設となっています。
日本は1945年から10年の間に三度も被爆をしている国というわけです。
そこにはビキニ湾の被曝により亡くなった当時の第五福竜丸船長久保山愛吉氏の遺言とも言うべき言葉が書かれています。
「原水爆の被害者は私で最後にしてほしい」
この言葉を見た時、非常に情けなくなりました。
福島原発での被曝も発生しているだけでなく、そこから何も学ぶことなく原発の再稼働を進める政権と電力会社。さらにはそのリスクがコントロールできないにも関わらず海外に原発輸出をする政権。
その一方でその被曝により、甲状腺ガンが発生、さらには避難生活をさせてるにも関わらず、何もしないばかりか、避難解除をして住民をほったらかす…。
久保山さんの遺言が実現できていない今の日本への警鐘のような気がしてなりませんでした。
本当に今の日本が世界に誇れるのか?
そして、今の日本がオリンピックなんてして大丈夫なのか?
正直不安だらけです。いつになったら神戸のような「復興」ができるのだろうか。