2021年回想録・愛知の真夏前編 地元でもようやく行けた戦争の記憶たち
2021年夏。自分は和歌山での仕事が終わり、地元愛知で働くことに。
その場所は知多半島・南部。そこで働くことになり、だったら半田市近いし、そこに足を運びたいよなーと思っていました。かつて自分が調査したときは、半田市やその周辺に地震の被害や空襲の痕跡があるとは知っていたものの、現地になかなか行けずだった知多。
早速自分の周りから探ろうと思っていた矢先、とある神社の入り口に…
もはや仕組んでるだろと言われそうなくらいにこういう戦争に関するネタが出てくる、出てくる…
しかも戦後70年以上経過してもなお、「大東亜戦」「必勝祈願」が刻まれた献灯を見つけようとは…
見つけた時は驚き通り越してました。
詳しいことは無人の神社のため、分かりませんでしたが、この神社にはさらにこんなものも。
地元の町内が建立した戦没者の忠魂碑。
まさに地域に根付いた軍部の片鱗がこうして残されているのが,、戦争の影響の大きさを改めて窺い知れるものが見つけられました。
そして、半田市。
ここには横浜で有名な「レンガ倉庫」があります。
しかも、この「レンガ倉庫」には
当時の米軍による機銃掃射の痕跡が残っている「レンガ倉庫」になっています。
もともとこのレンガ倉庫・施設は日本でも有数の「ビール工房」だったものであり、戦時には軍需工場に差し替えられたものでした。
今もこういう戦争の記憶を継承しようと、案内板などを作って紹介している…
愛知県では戦争や平和などの問題関心の落差が他の都道府県に比べて極端、なのですが、裏を返せば残そうとしている・関心の高いところではここまで実施している…
こういう動きがこれからも拡散されていってほしい限りだなと思っていたら、自分もまた知っとかなきゃならない、ある「人物」を知る機会を得ることになりました。
後編に続く