沖縄慰霊の日
昨日、車のエンジンかけたら、ナビで「沖縄慰霊の日」と言っていたのにびっくりしました。ナビでそれを聞けるとは予想外でした。
沖縄慰霊の日とは1945年6月23日に旧日本軍が沖縄での戦闘を組織的に終了させた日であり、この日には毎年沖縄で各地で犠牲になった人たちを慰霊の式典を行う日でもあります。沖縄はアメリカ軍と日本軍が戦った土地であり、そこでは軍隊も民間人も問わず、多くの死者が出た戦闘の地でした。
そして、沖縄はその戦争の影響で今もなおアメリカ軍の基地が多く存在し、問題が多発している土地でもあります。
と、ざっくばらんに沖縄のことをかきました。というのも、実はもう始まっているのですが、自分が関わっているピースあいちにて、企画展を行っています。この沖縄慰霊の日関連でですが。
「沖縄展ー今とつながるためにー」
6月10日(火)〜7月5日(日)
ピースあいち3階にて開催中
毎年ピースあいちでは6月の沖縄慰霊の日に関わる企画展を行っていますが、今年は竹富町の教科書採用問題や名護市長選挙という沖縄でホットなネタを取り上げたものになっています。
愛知にいると沖縄のことって観光する時ぐらいしか考えないと思いますが、この展示を通して、沖縄に隠された一面をこの機会に見て考えてほしいですね。
同時に、ピースあいちでは「あとかたのまち」という名古屋空襲をベースにした漫画の複製原画の展示も行っています。ぜひ見に来て下さい。
iPhoneで更新したので、味気ないですが、これにて。
ブログ更新しなかった間に・・・
また、パソコンの調子が悪くてブログ更新できなかった・・・その間に大阪では問題が起こっておりまして。
さあ、写真の施設はピースおおさかです。実はこのピースおおさかは・・・
2014年秋から、展示内容をリニューアルする決定がされています。
このピースおおさかは、戦争中に起こった大阪空襲のことや戦時中の大阪の様子、戦後の世界情勢、そしてほかの日本のぴーすみゅーじあむにはない貴重な展示がされています。
それは、日本が海外にどんな攻撃をしたかという展示です。
ほかのぴーすみゅーじあむではなかなか取り上げないのですが、戦争中日本は戦争で多くのアジア人を殺したり、無理やり働かせたりしていたのです。この事実は、根拠がないなどの理由でほかのぴーすみゅーじあむでは展示しないことが多く、アジア・太平洋戦争で日本が加害者だったことを忘れてしまっている要因にもなっています。
しかし、この展示をなくして、大阪の空襲や大阪の戦後に特化した展示に変えるリニューアルをするそうです。なのでこのリニューアルはいうなれば「退化」する形になるわけです。
日本でも数少ない展示をしているぴーすみゅーじあむだったのに・・・これで本当にいいんでしょうか?自分たちの空襲や戦争体験を語り継ぐのは確かに大事です。しかし、戦争は被害者にも加害者にもなるという事実から逃げる形の展示にするのは、「退化」としか言いようがないのでしょうか?今からでも考え直せないものでしょうか??
まあ、このリニューアルには大阪市長と大阪府知事が日本維新の会の方々や、「アジア・太平洋戦争を自虐的な史観ではなく・・・」というような人たちが関わっているのでそれに振り回されている感じなのが否めないですが。
こんな問題が起こっていたわけで。もっと早くに更新したかったなあ・・・