2019年秋はネットに良くも悪くも影響受けた件〜2020年の増強版〜
2019年秋、わかりやすいくらいにテンションが上がり、わかりやすいくらいにテンションガタ落ちになることがありまして。
このブログの性格上、メインに取り上げるのは後者なわけですが。
その話を引き合いに出すためにまずテンションが上がった話を。
自分がよく聴くラジオに「山本彩 カケル」という番組があります。これは九州のラジオ局・CROSS FMで毎週金曜深夜・0時10分からオンエアされているラジオです。
そこに試しに「一人暮らし」をテーマにしたトークをお願いしますとメールを送ったのですが、採用されまして。
そこで山本彩さんの話したことがネットニュースになり、間接的にとはいえ、自分きっかけでネットニュースに載ったのは驚きました。
という経過をさらっと説明したところで、本題に。それよりも前のある日、ツイッターで嘉手納基地に着陸する米軍機の動画が上がっていまして、それを引用リツイートをしました。
解説すると、沖縄の米軍機というのは朝晩関係なく、そしてどんな飛行機の種類であっても、「軍事訓練」と称して沖縄、だけでなく日本中を飛び回ることができます。そして、それは日米同盟のキモである「日米地位協定」で定められています。沖縄では沖縄国際大のヘリ墜落や宜野湾の保育園での米軍機の部品落下、ひいては高江のオスプレイ墜落が報道されたりするのは、その影響です。
さて、ツイッターの性格上短い文章で、さらにハッシュタグまでつけることになれば端的にコメントをする必要があります。なので、
・米軍機が問答無用で着陸してる
・米軍機が戦闘機のように攻撃しかねない低空飛行をしている
といった要素を込めたツイートをしたわけです。(本来ならばそのスクショを貼り付ける予定でしたが、晒しにするのはどうかと思い、やりません…)
しかし、このツイートをした途端とてつもない返信、いや攻撃に晒されました。
「飛行機なんだから低空飛行は当たり前だろ」
「どう見ても戦闘機ではなく、民間機だろ」
「機銃掃射の意味もわからないのかよ」
「飛行機に着陸するなとでも?」
「空港行けばこんなの日常だ。沖縄だけじゃない。」
のような意味合いで。
(全体的に酷い言い回しだったのですが、ここでは柔らかめにしてます)
あまりにも連日心無い攻撃にあい、一時はツイッターを開くのも億劫に、果てはアカウントを削除しようかとも思いました。
しかし、なんとか持ち直して、以下のようなコメントを投稿しました。
これを上げた後、興味が失せたのか、思ってた以上の返しがされたからなのか、ツイッターでのほぼ攻撃はなくなりました。
この一件で、ツイッターでの攻撃をする人たちがどんな人たちだったか、察せました。
さて、なぜ今になって去年秋の話を引っ張ってきたのか?理由は今年に入ってすぐにこんな講演を聞くことができたからです。
去る1月19日(日)、福島に向かう前にこの講演会『「ニュース女子」講義から3年 フォロワー1万人・ゆーすけさんに学ぶ ツイッターでデマ・ヘイトをやっつけろ』を聞きに行ったからです。
前に辺野古に関してデマを流した「ニュース女子」の話もあり、「ゴゴスマ」のヘイト発言問題もありの事例を使った、ツイッター活用についての講演会だったのですが、ここで話されていたことがまさに自分が体感し、実践したことと同じだったのです。その講演者はそのツイッター活用と、ヘイトへのカウンターをしているゆーすけさんという方でした。
この講演では、ツイッターがいかに拡散性や速攻性のあるSNSかということ、そしてそれゆえのデマや批判、中傷などの攻撃も受けやすいという特徴があることをゆーすけさん最初に話されていました。
それを具体的な事例を使ってよりわかりやすく話してくださいました。
例えば、2019年の夏にトリエンナーレなどで問題になった愛知県。
CBCテレビの番組「ゴゴスマ」で出た、中部大学教授・武田邦彦氏の韓国ヘイト発言が問題になったときのこと。その武田邦彦氏が、埼玉のある学校で講演をするという情報がツイッターで流れたそうです。
そして、それに対してそれを主催した学校側にツイッターを通して抗議しようという動きがあり、その結果、その講演を中止にできたというものでした。
その事例を通して、ゆーすけさんから話されたのは、
・抗議をするためには突発的にツイッターを使うだけではできないため、常日頃からそのツイッターの場を温めておくことが大切
・問題を発信する際には問題点の根拠を示し、抗議先を貼り付けておくことを早期に行動
ということでした。これが特に先ほどの攻撃と反撃の際に、俺が実感した内容とシンクロしていたので、特に理解しやすかったです。
(自分のツイッターが日頃温まってたかどうかは別ですが…)
そして、ゆーすけさんの活動の一つである、ヘイトのカウンターの事例も挙げられてました。
今や日本の各地で堂々と行われるようになってしまったヘイトデモ。それに対して、抗議を行うのか「ヘイトのカウンター」なのですが、その人を集めるためにツイッターで募集をかけたところ、カウンターの参加者が多く集まり、ヘイトデモを中止にできたと話されました。
(写真は別の抗議デモのもので、イメージです)
その時のポイントとして、
・こういった行動については、予告だけでなく、リアルタイムの拡散、事後報告という一連のツイートを行う
・予告をより広げるために常に継続してツイートして、検索で引っかかる可能性を高める
を上げられていました。
こういったことを自分の実体験を踏まえて学ぶことができたのでした。これまでも自分の体験を元に座学などで学べたことがありましたが、ここまでシンクロして学べたのは久々でした。
これからのツイッター活用について、考えるべきことが詰まっていると思います。活かしていきたいと思います。